​宇治市は小学校自校給食を守れ!
子どもたちを育てることに予算を使って​

今、宇治市は「宇治市小学校給食における提供のあり方検討委員会」を立ち上げ、7月末には方向性を出すとしています。すでに2回の検討委員会が開かれました。宇治市の狙いは、「中学校用給食センターの余力が出るので、新しい西小倉地域の小中一貫校には給食室を作らない」というものです。しかしこれは長年にわたり宇治市が方針としていた小学校自校給食を捨てようとする暴挙で看過できません。

自校給食はここがすごい!!

  • とにかく、おいしい給食である。
    異動した職員の皆さんの意見。調理してすぐに食べられるだけでなく、自校給食だからこそできる工夫がある。例えば、

・できる限り手作りを追求し豊富なメニューを作る、プライドと信念を  持った働く人々がいる。

・揚げ物や麺類など時間経過によって味が落ちることがない。

・調理師さんも行事やその日の食材に合わせて、調理時間を変更するなど、一手間かけておいしくできる。

・季節に応じて汁物の量を増やしたり、減らしたり味付けへの工夫等が可能。

  • 食材の安全性は抜群。
    栄養教諭、栄養士、調理師が購入する食材をデータだけでなく実際に調理して味や質を確かめています。(物資選定委員会)
     

  • 児童と食の関わりが深い。
    どこかでできた食べ物でなく、顔を知っている調理員さんが作ってくれた給食を五感を使ってリアルな体験が自然にできる食育体験の多さがある。

・児童にエンドウ豆の豆ひきやトウモロコシの皮むきなど下ごしらえをして給食に使用している。

・にんじんの型抜きを児童が行い、給食に出るので嫌いでも食べようとする意欲が出る。

・学級菜園のやさいでおかずを作ることができ、まさに育てて食べる食育のリアルな体験。

・内容の入れ替えが各校で可能。例えば、修学旅行等で児童に人気のゼリーが代休日に出る場合、入れ替えで食べさせることが可能。

・欠席数に合わせて減量したり、クラスの食べる量を調べて調節したりでき、残菜を減らせる。

・学校行事に合わせて、給食の提供時刻の微妙な変化に対応できる。
 

  • 児童・保護者に寄り添って、アレルギー対応ができ安心・安全。

・児童・保護者・担任・栄養教諭・調理師が一緒に協議できめ細やかな対応が可能。栄養教諭・調理師は児童・保護者の顔を思い浮かべながら調理できる。

​宇治久世教職員組合は子どもたちの食の安全と食育を守る立場で要望書を提出します。

宇治市教育委員会

教育長 岸本 文子 様

                        

         宇治市の小学校給食の検討に対する緊急要望書

 

貴職のすべての子どもの成長・発達を保障する教育条件の整備や働きやすい勤務条件の確立のご尽力に対して敬意を表します。

さて、宇治市では「宇治市小学校給食における提供のあり方検討委員会」が開かれ、7月末までに提供方式に関して方針を教育長に提言することとなっています。しかし、検討委員会での教育長の発言にもありましたが、「急にタイトな日程で」検討するような内容とは思えません。

宇治市の小学校給食は自校方式を方針として持っており、豊かな食育を通して子どもたちへの食に関する指導がきめ細かに行われています。子どもたちの豊かな心と健やかな体を育む重要な学習機会を奪うことは許されないと考えます。また、アレルギー対策でも児童・保護者・担任・栄養士・調理師が一緒に協議でき、安全性が確保されています。素晴らしい小学校給食の現状をコストを理由に変更するべきではないと考えます。

私たち宇治久世教職員組合は、貴教育委員会に対して、子どもの食育を守る立場で下記の項目について、誠実に行うよう要請します。

 

                              記

 

1.将来を担う子どもたちのために、給食施設を含む学校教育全般に十分な予算を使うこと。

 

2.「宇治市小学校給食における提供のあり方検討委員会」で出された意見に耳を傾け、子どもたちのために何が大事かを考えて方針を作ること。

 

3.宇治市民全体に関わる内容であり、子ども、保護者、教職員、市民からも広く意見を聞くこと。

 

4.栄養教諭の働き方について変更がある場合は教職員組合と協議をすること。

 

 

 

                               以上